ファインディング・ニモはフィクションです。金魚すくいの金魚をトイレに流しちゃった事案をうけて
さて、今回もはてブから。
記事の骨子
というもの。
僕は大阪在住なので、天神祭がどういう祭りかは知っているし、その非日常感から、金魚すくいやりたくなっちゃう気持ちもわからなくはない。
この出来事の炎上ポイントは3つ
魚をトイレに流しちゃう
どうもこの女の子は、トイレは下水につながっていて、その下水は川につながっているから、トイレに流せば自然に帰るだろうという発想があったようだ。
んで、これで頭をよぎったのが「ファインディング・ニモ」だ。僕は見たことがないんだけど、多分そんな話なんじゃないかなと思って調べてみたら、どうもそういうっぽい話があったようだ。
ネタバレです。見てない人は読まないで。
意図的に、循環装置を止めて死んだフリをします。
でトイレに流されて下水から海で出れるという計画。
でも実際はビニール袋に入れられてゴミ箱に捨てられそうに・・・でもドタバタの末、ニモはなんとか排水口の中に飛び込むことに成功。それで海に脱出したんです。
この映画を見た子供たちが、自分が飼育している魚をトイレに流すっていう騒動が各地で起こったそうですよ。
というわけで、この騒動の一翼は、ディズニーの影響が大きいんじゃないかなと思う。
それでも19歳という年齢を勘案しても、そんなことしちゃダメでしょ、ってのが第1のツッコミどころかつ炎上ポイントなのかな、と。
でもねー、19歳ってまだまだ子どもだしね。ピュアな人はピュアなまんまだからね。こういうのは教育の問題ではなく、また躾の問題でもないような。一言で言えば、不幸な出来事なんじゃないでしょうか。
2つ目の炎上ポイント、脊髄反射SNS
脊髄反射SNSってのは、僕の造語なんだけど、深く考えずに脊髄反射的にSNSに書き込んじゃうっていう行為のこと。というか、SNSの大半はそういう類のもので溢れかえっていると思う。
この子も、このトイレに流すってことをSNSで動画にして上げなければこんな炎上にはなってなかっただろう(流された金魚にとってみればどっちにしても不幸なことだが)。それをあえてアップする、しかも動画で、というところがツッコミどころだろう。あるいは、これをアップしたらウケそう(ただし良い意味で)、という目論見もあったのだろうか。
3つ目の炎上ポイント、そもそも金魚すくいってどうよ問題
3つ目のポイントはこの女の子には直接関係なくて、そもそも金魚すくいという出店の存在が、動物愛護の観点からどうなの、っていう問題。これはもう昔からみんな薄々気づいてるんだろうけど、高度にSNS化された現代だからこそ可視化されてきた概念だと思う。そもそも金魚すくいという出店自体が存在しなかったら、こういう不幸な出来事はなかっただろうし、不幸な命の終わり方をする金魚もいなかったはずである。そう思うと、金魚すくいという出店の存在は非難の対象になりうるんだろう。
ファンタジー×脊髄反射=可燃性高
まあ、1つ目と2つ目のポイントが可燃性高いよなあ、この事案。トイレ=自然につながっている、というファンタジーな解釈と、ウケ狙いなのかなんなのか、脊髄反射的にこんなことをアップしちゃうワキの甘さで、ドカンと燃え上がったとしか言いようがない。
ただ、ファインディング・ニモと世界中で起きた騒動のことを考えると、多少ディズニーにも責任はあるのかな、と思った。